患者さんは大概1人で3つ4つの症状を持っています。例えば、冷え性、不眠、胃腸が弱い、うつ病という具合です。これらの症状は、病名は違っても体の中では密接に関連しています。これらの症状をトータルに調整し身体全体のバランスを整えられるのが鍼灸治療の優れた点です。全体を整えなければ主症状は改善しません。
東洋医学は症状が複数あっても1つのものとして見る事ができ、必要に応じ1にも3にも5にも分けて考える事が出来ます。これを一物全体論と言います。
ウイルス性や、ケガ、疲労による外科的症状は別として、目、耳、鼻、手足、頭、お腹、腰、皮膚などの症状はその部分にいきなり現れるのではなく、内臓の機能的低下から始まり弱い部分に枝分かれするように進行していきます。ですから、トータルで整えなければ症状は改善しないのです。(数値に出ていないから悪くないという事ではなく、数値に出る時は末期的な状態です。100動かなければいけないものが70、50しか動けず不調な状態と、血液の数値は比例する訳ではありません。いわゆる、臓器の未病という段階で様々な影響を身体に及ぼします。)
首、肩、顎、腰、膝、肘、指の痛みなど外科的症状も、全体のバランスを見て原因となっているポイントやツボを用いて治療していきます。瞬時に凝り、痛みを軽減させたり可動域が広がる技術もあります。
凝り、痛みに対する治療だけでなく、改善しにくい病気、慢性病、精神的な症状でも効果の出るものが多くあります。
症状により食生活を変えなければならない場合もあります。体質は今まで自分が食べた物で出来上がっており、親の体質も影響しています。
当院はマクロビオテックなどの自然食を実践しおり、アドバイスもできますので気になる方はお気軽にご相談下さい。
健康保険や自賠責保険(交通事故)、労災保険、後期高齢者医療保険、生活保護者の施術、重度心身障害者医療費助成制度を適用できます。お気軽にご相談ください。
私も、2023年度で業界歴23年、施術者数が9万人を超えました。その経験と確かな技術で皆様の健康に貢献したいと思っております。
西洋医学と東洋医学をうまく使い分けながら効果的な治療をすすめていきましょう。